Friday, December 08, 2006

何度も




この道しかなかった。


こういう風にしかできなかった。


きっと、何度も疑問が浮かびながらも、


逃げるしか、できなかった。


そうすれば、認めずに済んだから。


でも、本当は、


認めているから、逃げていたのだ。


自分を欺くことでしか、立っていられなかった。


自分を欺くことでしか、生きていられなかった。


こんなことをして、苦しいのは自分だ。


他の誰でもない、自分が自分を痛めつけていたのだ。




自分は愛されるに値する人間だと思うことが、


どうしてこんなにも困難なのだろう。


何度も自分に言い聞かす。


何度も。 何度も。





No comments:

Blog Archive