Saturday, May 27, 2006

ベッド




あなたの視線を浴びるたびに


私の周りに薄い膜が張られる




薄絹のように頼りなげでありながら


幾重にも重ねられたそれは


いつしか


私をくるむシーツになる




素肌に纏い


目を閉じて体を横たえる




もう充分に暖かい




私を抱いてくれるあなたの腕があれば


そこは私だけのベッドになる





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