Thursday, June 05, 2008




もう何度 夜更けに

こうしてあなたの寝顔を眺めただろう


ぐっすり眠っていてくれるのが

私にとっての唯一の救い


後ろ髪をひかれながらも 

この部屋を後にすることができるから





でも 

唇にある黒子を指でなぞってみたとき

知ってしまったの

眠ったふりをしていたことを


気持ちを悟られまいと

枕に深く顔をうずめるようにして

健気に硬く瞳を閉じていたことを





こんなに愛しているのに 

今の私には あなたを苦しめることしかできない





私の涙で濡らしてしまう前に

枕の下に鍵を置いて部屋を出る





愛してる。 さようなら。

今度こそ、いい人と出逢って、ね。








No comments:

Blog Archive