Monday, February 27, 2006

嵐の夜




あなたの部屋のドアを叩く。





ここまで歩いてくる途中で、


傘をさすのをやめた。


無駄な抵抗だとわかったから。


容赦なく降りかかる雨に、


身も心も投げだすしか術はない。





理性はすっかり流してきた。



何がどうであれ、そんなことはどうでもいい。



本能で、私を抱いてよ。





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